克服

 

 

こんばんは、アユムです。

 

今から2週間ほど前、こんな記事を書きました。

→ 久々に凹んでいます。どう立ち直る?

 

今日はこの話がその後どうなったか、
どう克服したかについてお話したいと思います。

 

以前の記事の中で、私は凹んだ理由を、
キャパオーバーと書きましたが、

少し詳しく言うと、仕事面で新しいことをやり始め、
さらには、プライベートである大きなイベントを引き受けました。

 

それは何かというと、

「人前でのスピーチ」です。

 

仕事が増えるだけなら、
それほど負荷がかかることはありませんでした。

でも「人前でスピーチ」というのは、
私がとても苦手としていることだったので、
精神的に大きな負担になりました。

 

苦手でしたが、いつか克服したい、
自分を成長させたいと思ったので
あえて引き受けたのです。

 

とはいうものの実際、
引き受けた後にものすごく不安になりました。

 

6~7分のスピーチを作って、
丸暗記して、身振り手振りを加えて
聞く人を楽しませなければいけない。

 

「原稿見ずにちゃんと話せるだろうか」

「緊張のあまり手足だけでなく声も震えておかしくなってしまうんじゃないか」

「話している途中で忘れてしまって頭が真っ白になったらどうしよう」

「冗談言ってもクスリとも笑われなかったらどうしよう」

「聞いている人の反応が怖い」

 

頭に浮かぶのはマイナスことばかり。

 

それに加えて仕事でもやることが増えたので、
一気にパニクってしまい、一時鬱っぽくなってしまったんです。

正直どんだけキャパ小さいんだとも思いましたが(笑)

 

それで私はどうしたか。

 

以前の記事でも書いたように、まずは自分の心を落ち着けるために、

 

・睡眠をたっぷり取る

・朝起きてすぐに外に出て日光を浴びながらウォーキング

・マインドフルネス瞑想をする

・ブログで発信する

・気の許せる友人に話を聞いてもらう

 

などをやりました。

これだけで、鬱っぽい気分は2日くらいでほぼ解消しました。

 

そして、根本的な解決として、

・やることを減らす、ムダな時間を削って割り当てる

ということを考えました。

 

苦手なスピーチを克服するために、
その時できたことは、とにかく「徹底的に準備をする」ことでした。

 

そのために、とにかくできるだけ多くの時間を
「スピーチの準備」に割り当てようとしました。

 

その時に、私が意識したことは、
スピーチの準備という新しい行動をするために、
それまで別の行動に使ってきた時間を「捨てる」ということです。

 

今までしてきたことを維持しながら、
その上で新しいことを始めるのは無理があります。

 

新しいことを始めるなら、
どこかで今まで時間を使ってきた「何か」を捨てなければいけません。

 

まずは「ムダな時間」を削ります。

 

たとえば、

・ダラダラ寝転んでいる

・ネットサーフィンしている

ような時間です。

 

ただ、いきなりすべてのムダな時間を削るのは難しいです。

そういうムダな時間も、ある意味自分にとってはある程度必要で、
それを全部削ろうとすると、逆に苦しくなることがあるからです。

私の場合、経験上、そういうことがよくありました。

「大丈夫、できる」と過信して、
重要な行動ばかり詰め、遊びの時間を減らし、
その結果、精神的にきつくなって鬱っぽくなることを何度も経験していました。

 

そこで、ムダな時間は自分のできる範囲で削った上で、
「ムダでない時間」「重要な時間」もできる範囲で削りました。

 

・勉強や読書の時間を減らす

・プライベートの約束などを少し延期してもらう

・仕事においても、今でなくていいタスクは少し先延ばしにする

・ブログの更新もできる範囲でやる

などなど・・・

 

いつもなら、こういう「自分にとって重要な時間」を
削るのは良くないと思ってました。

でも今回は「スピーチの準備を徹底的にする」ことを最優先にしたので、
そのためには必要なものでも削りました。

 

新しい行動をするために、

・ムダな時間を残しておきながら、

・重要な時間を捨てる。

 

これを正しいか間違っているかどうかと聞かれれば、

「それはやり方として間違っている」

という人も多いでしょう。

 

でも私の場合、いわゆる「正しいやり方」で上手くいかなかったので、
今回別な方法を取りました。

 

そしてその結果は、「正解」でした。

 

私は出来る限りスピーチの準備に時間を割り当て、
そのために「重要な時間」さえも削りました。

ムダな時間も削りましたが、それでも「遊びの時間」はまだまだ残しておきました。

 

昨日、そのスピーチの本番だったのですが、
準備した時の6割くらいしかパファーマンスを発揮できませんでした。

それでも、ちゃんと最後まで話せたし、
何度か笑いも起きたし、
最後に多くの人から「いいスピーチだった」と良い評価をいただきました。

 

これでまた1つ、自分が一皮むけて成長したと
実感することができました。

 

世間から見たら、

「40代後半にもなってスピーチできたくらいで何言ってんだか」

と思われるかもしれません。

 

でもそんなこと全然気にしません。

自分が今までできなかったことを、
一生懸命やって克服したことが何より嬉しいのです。

そしてそれは自信につながります。

 

今引きこもっている人も、
引きこもりから脱出して社会復帰に向けて頑張っている人も、
これからチャレンジすることがたくさん出てきます。

 

チャレンジするために、
新しい行動をするために、
今までの行動のうち、何かを「捨てる」必要があります。

 

捨てようと思えば捨てられる「ムダな時間」は
たくさんあると思いますが、無理して全部捨てることもありません。

 

何をどこまで捨てるかは自分次第。

自分に一番合うバランスを見つけてやればいいと思います。

 

一度やってダメだったからといって、
落ち込む必要はありません。

次は別のやり方でやってみて、
試行錯誤しながらうまくいくまでやり続ければいいだけです。

 

これを意識していないと、
いつの間にか同じ間違いを繰り返し、何度も同じことで悩み、落ち込み、
その割に何も成長しないということになりかねません。

 

精神的にきつい時に、
それを意識するのはなかなか難しいことだとは思いますが、
少しでも心のどこかに止めておいていただければと思います。

 

最後に、

「家から外出できるようになった」
「ちょっとした挨拶など言葉をカワせるようになった」
「引きこもりから脱出した」
「少しでも自分で稼げるようになった」

 

なんでも構いません。

周りの人と比較をせず、
自分が少しでも成長したと思えば、
「おお、俺よく頑張ったじゃん!」って喜んでください。

 

他から見れば些細な事でも、
「やればできる」って自信持ってください。

 

その自信が必ず次のステップにつながるし、
継続することで、どんどん人生が良くなっていきますから。

 

私を含め、今どの位置にいたとしても、みんなそれぞれです。

自分なりに頑張って、自分なりに成長して、
一歩一歩上がって行きましょう。

 

 

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