こんばんは、アユムです。
あなたは今現在、引きこもっていることを後悔していますか?
「なんでこんなことになってしまったんだろう。。。
引きこもる前に時間を戻したい」
と悔やんでいるでしょうか。
あるいは、過去に引きこもったことを後悔しているでしょうか?
今日はまず、下の動画を見てみてください。
過去に若気の至りでタトゥーを入れた人が、
「後悔」について話しているスピーチです。
→ http://digitalcast.jp/v/12058/
タトゥーと引きこもりでは、
まったく性質の異なるものなので、
もしかするとピンと来ないかもしれません。
私はこのスピーチを聞きながら、
「引きこもりに対する後悔」と重ねあわせみると、
多くの共感する部分がありました。
「過去を後悔し、嘆くのは時間の無駄」
というのはよく言われているが、なぜそうなのか。
特にスピーチの後半部分は、
私が引きこもっていた時の感情に多く当てはまりました。
後悔を構成する4+1の要素
1.否定・・・社会を拒絶、自己否定
→ 問題の解決になっていない。なぜそうなったのか考えようとしない。
2.困惑・・・「どうしてこんなことをしてしまったんだろう」
→ 自分で決断して自らひきこもったのに、その自分を心のどこかで切り離している
(責任を負っていない)
3.自分を罰したい願望・・・「自分自身を蹴飛ばしてやりたい」
→ やってはいけないことをやってしまったと断罪している
(自分で自分を痛めつけている)
4.保続・・・同じことを何度も繰り返す
→ 引きこもりから脱しても、また辛くなって引きこもりを繰り返す。
5.自分の愚かな行動が世間の厳しい目にさらされることを自覚する
→ 引きこもりは、どんな理由であれ、一般的に世間から理解されにくい
これらを理解することで「後悔」がどれだけ非生産的で、
後悔に時間を費やすことがどれだけ無駄なことかがわかるでしょう。
引きこもったことを後悔したって仕方がない。
いくら後悔しても、そこからは何も生まれない。
・・・とは言うものの、
人間なので「するな」と言われてもついつい後悔してしまいます。
そこで、少しでも後悔のマイナス面を緩和させるために、
スピーカーはこんな話もしていました。
後悔の苦しみと共に生きるための3つの方法
1.普遍性を見出す
→ 同じように引きこもって苦しんでいる人は自分以外にもたくさんいる
2.自分を笑い飛ばす
→ ひきこもった愚かな自分を笑い飛ばす。
ただ、これはタトゥーと違って正直なかなか難しい気がします。
3.時間の力を借りて後悔の傷を癒やす
→ ひきこもってしまったこと自体の後悔は時間がたてば癒せます。
ですが、傷が癒えてもなお、惰性で引きこもってしまうと、
時間がたてば立つほど脱出しにくくなってしまいます。
ひきこもった自分を決して嫌いにならない
そしてなにより、最後にスピーカーが話したことが
ベストな対処法だと思いました。
「大切なのは後悔しないで生きることではなく、
後悔する自分を嫌いにならないことなのです。」
「欠点があっても、ひきこもってしまっても
その自分を許し、愛しましょう」
ということです。
後悔は、失敗を思い出すことではなく、
「自分次第でもっと良い結果を出すことができる」
ということに気づく機会です。
それをこれから先の人生で活かせばいいだけです。
「引きこもった自分を決して嫌いにならないこと」
これが、ひきこもりの人生から本当の意味で脱出するために
とても大切なことなんだと、私はこのスピーチを見てあらためて思いました。
今日の内容が、ひきこもっている皆さんすべてにとって
正解ということはありません。
あなたもこのように考えなければならないということでもありません。
何を感じ、どう思うかは人それぞれですが、
ひきこもりから抜け出すために、
あなた自身が共感できる部分があれば、是非参考にしてみてください。