こんにちは、アユムです。
ひきこもりから脱出したいと思ったら、
その準備段階として、
ひきこもり中にできることがいろいろあります。
健康回復
体力づくり
生活習慣の改善
コミュニケーションの練習
などなど・・・
ただし、これらはすでに考えが前向きになり、
「ひきこもりから抜け出したい」
と、積極的に行動したい人向けです。
一方、まだこの段階に至らず、
絶望感でふさぎ込んでいる状態だったり、
無気力でまだ何も考えられないという状態だと、
上にあげた準備なんてやる気すら起こらないでしょう。
ただ、そんな人でも、
このブログを読んでくれているということは、
心のどこかで「今の状況を何とかしたい」と思っているはず。
そういう人に向けて、たった一つ、
今からでも是非やっていただきたいことがあります。
それは、
「窓のカーテンを開けること」
です。
■日光を浴びると精神が安定する
たったこれだけでいいんです。
ひきこもっている人は、
窓のカーテンも閉めきっていることが多いと思います。
わたしもひきこもり中、
カーテンはずっと閉めっぱなしでした。
外から見て、
夜起きていることが知られるのが嫌だったので、
カーテンの隙間から室内の光が外に漏れないよう、
更にガムテープなどで目張りをしたこともありました。
もう、完全にシャットダウンです。
「(家の)外を一切見たくない」
「自分がいることも外に知られたくない」
そんな気持ちでした。
その頃を振り返ってみて、
今ハッキリと言えるのは、
「太陽の光を遮断すると、
気分の落ち込みが一層ひどくなる」
ということです。
うつ状態に拍車がかかります。
部屋に光が入らない状態で、
物事を考えてもすべてマイナス思考になってしまいがちです。
逆に、日光を浴びるだけで、
精神が安定し、鬱やストレスを和らげます。
これらの違いは「セロトニン」という物質に関係しています。
■幸せホルモン「セロトニン」の効果
ご存知の方も多いと思いますが、
日光を浴びることで「セロトニン」という
脳内物質が多く分泌します。
セロトニンは「幸せホルモン」とも言われており、
多く分泌すると、精神的にも落ち着き、
前向きに考えられるようになります。
逆にセロトニンが不足すると、
気分の落ち込みが激しくなったり、
無気力状態に陥ったりします。
ひきこもりを脱出するためには、
まずは精神の安定が必要で、そのためにも、
セロトニンの分泌を増やすことはとても重要です。
そのセロトニンを増やす方法はいろいろありますが、
手っ取り早く、かつ効果が大きいのが、
「太陽の光を浴びる」
ということです。
■カーテンをほんの少し開けるところから始めよう
「窓のカーテンを開ける」
「太陽の光を取り込む」
たったこれだけのことですが、
やるかやらないかで随分変わります。
別に外の景色が見える必要はありません。
すりガラスやレースカーテンしたままでもいいので、
少しでも太陽の光を部屋に取り込んでください。
ひきこもっている時は、
「カーテンを開ける」という行動すらも
きついことかもしれません。
でも、今のつらい気持ちを少しでも和らげたいのであれば、
是非カーテンをほんの少し開けるところから始めてみてください。
ほんと、少しずつでいいので、
できるだけ太陽の光を浴びて、
気分の落ち込みを減らしていきましょう。