こんにちは、アユムです。
今現在、ひきこもっている人は、 日々どんなことを思い、どんなことを考えているのでしょう。
・辛い、悲しい、惨めな気持ち
・他人や自分の運命を憎んでいる、恨んでいる
・「自分はもうダメだ」「死にたい」という絶望感
・「外界のことは考えたくない」という現実逃避
・「もうどうにでもなれ」というあきらめや開き直り
・この先自分がどうなるのか、考えると怖い、不安
・もはや何も考えていない、考えたくない
・何とかしたい、でもどうしたら良いかわからない
・誰かが自分を救い出してくれるのを待っている
・なんとか自分を立て直そうという前向きな気持ちになっている
・ひきこもりから出るための方法を考えている
などなど、いろいろあると思います。
ちなみに私は、上のリストのすべてを経験しました。
というか、過去に私自身がひきこもっていた時、
「何を感じ、どう考えていたか」を思い出してリストアップしただけなので当然ですね。
■「悩む」と「考える」の違い
ひきこもりを繰り返していた時と今現在を比べると
考え方が大きく変わり、楽に生きられるようになりました。
いろんなことが変わりましたが、考え方の面では、
「無駄に悩むことが少なくなった」 というのも大きいです。
今では、どうせ同じ時間を使うなら
「悩む」より「考えよう」と意識しています。
「悩む」と「考える」 この2つはまったく別物です。
国語辞典に載ってるような正確な意味は知りませんが、
私の中では、この2つを自分なりに定義しています。
簡単に言うと、
「悩む」= 非生産的
「考える」= 生産的
ということです。
~「悩む」~
過去にやってしまったことや他人の言動など、
どうにもならないこと、答えが出ないことをくよくよ思ってしまう。
今更どうにもならないのに、何度も思い出しては、
終わったことを嘆き悲しみ、 「あのときこうすればよかった」と後悔し、
そして今の自分の辛い現状をさらに嘆き悲しむ。
同じことがグルグルグルグルと頭をもたげていて、
疲れ果て、精神的にも参ってしまう。
それがさらにマイナスの行動へとつながり、
どんどんと状況が悪くなっていく悪循環に陥る。
こんな意味のない、無駄なことを、 私は20年以上やってきました。
もうね、さんざん悩みました。
すでに一生分、いやそれ以上悩んできました。
ホント疲れ果てました。
何も生み出さない、ストレス解消にもならない、
それでも悩み続け、ヘトヘトになりました。
そして、さんざん悩んだ挙句に、ようやく気付き始めたんです。
「どうにもならないことで悩んだって、ほんと意味ねーなー」って。
「どうにもならないことを思い悩む」ことに長い時間かけるより、
「どうすれば自分が良くなるかを考える」ことに時間をかけることの方が
よっぽど自分のためになると。
~「考える」~
「どうすれば解決するのか」
「状況が打開するには何をすればいいのか」
「どう行動すれば自分が良くなるか」
「どうにもならないこと」ではなく、
「未来のため、将来のために自分ができること」を考えるということ。
これをちゃんと考えていけば、
現在どんなに辛い状況にあろうと、必ず好転していきます。
今ひきこもっていたって、 「悩む」ことをできるだけやめて、
生産的なことを「考える」ようにしていけば、 必ず打開策は見えてきます。
前向きな気持ちに変わることもできますし、 積極的に行動できるようになるし、
ひきこもりから脱出して自分の人生を取り戻すことが必ずできます。
そのためにも、まずは、
「どうにもならないことを思い悩んでも無駄だ」
「悩むより生産的なことを考える方がいい」
ということを理解してもらえればと思います。
■すぐにできなくてもOK!
気づいていれば大丈夫。
ただ、それに気づいたとしても、そんな簡単に変わるわけはありません。
「そんなことわかってんだよ。
頭では理解しているんだけど、やっぱり悩んでしまうんだよ。」
それは私も同じです。
「悩んじゃいけない、生産的に考えよう」と、
頭で理解していても、結局悩んでしまう。
これまで何百回と繰り返してきました。
それでも、少しずつ少しずつ、 悩む時間が減っていき、
悩む回数が減っていき、 生産的なことを考えられるようになってきました。
「自分で気づいている」
「頭ではわかっている」
って、とても大事です。
ついつい悩んでしまったとしても、その後に反省するからです。
「あ、また悩んでしまった」って。
そして少しずつ普段から意識できるようになってきます。
悩むことを繰り返しながら、
「あ、また悩んでしまった、いかんいかん。生産的に考えよう」と、
思い直すことが、だんだん早くできるようになってきます。
「悩む」→「考える」だけでなく、
これからなにか改善したければ要領は同じです。
すぐにはできなくていいんです。
できなくて当たり前。
まずは頭で理解するところからスタートし、
できるだけ意識するようにしてれば、いずれだんだんと身についてきます。
やっちゃダメなのは、
「頭ではわかっているのにできない。。。」 と「思い悩む」こと。
そして「こんなこともできない自分はなんてダメなんだ。。。」 と、
自分を責めるのもやめましょう。
どれだけ悩んでも、どれだけ自分を責めても、
更に悪化することはあれど、いいことなんて何もありません。
■「悩み」は一生なくならない
「悩むことをやめて考えよう」
どれだけそう思っても、
悩みがゼロになるということは一生ありません。
人間なので、やっぱり悩んでしまうし、
どうにもならないとわかっていてもくよくよしてしまいます。
もちろん私も今でも悩むことはたくさんあります。
ただ、昔に比べたら圧倒的に少なくなった、 悩む時間が減ったというだけです。
それと、たとえ悩んでも、
「悩んでしまったもんはしかたない」
「あ~また無駄なことしちゃったな~」
というように、かなりお気楽に考えられるようになりました。
お気楽というか、あまり深刻になり過ぎないというか、
これも悩みを最小限に抑えるための1つのコツです。
■ひきこもり中、自分が何を考えているか客観的に見てみよう
ひきこもり中は、自由になる時間がたくさんあるだけに、
思い悩むことも多いと思います。
私はできるだけ悩まない方がいいと言いましたが、だからといって、
本当は悩んでいるのに「悩んじゃいけないんだ」と、
自分の気持ちを抑え込むことは絶対やってはいけません。
このブログで何度も言っていますが、 まず最優先でした方がいいのは、
「自分の中の本当の気持ちを受け止めて認める」ことです。
それが悩みであろうが、マイナスの感情であろうが、
わがままであろうが、たとえ意味のないことであろうが、
一度は思い切り自分の感情、自分の本心を吐き出すことが必要です。
「自分の気持ちをすべて吐き出す」ことに意味がありますので。
今日1日だけ、今から○時間だけ、という風に、
時間を決めてとことん悩みまくるのもいいと思います。
でも、いつまでも同じことを繰り返すのはよくありません。
はじめのうちはストレス発散になっても、
長引くとまたストレスがたまってきます。
悩んでいる最中はしかたないですが、
悩んでない時、少し落ち着いている時でいいので、
ちょいちょい「悩まず考えよう」と意識してみてください。
そうすることで、少しずつ自分に浸透していき、
後々大きな変化を生み出します。
できるときでいいので、
「自分が今、何を感じ、何を思っているか」 客観的に見てみましょう。
悩んでいるのか?
考えているのか?
それは自分にとって意味のあることなのか?
1日24時間、これはどんな人間にも平等に与えられます。
ですが、その時間をどう使うかでその人の人生が大きく変わります。
「悩む?」それとも「考える?」
少しずつでもいいので、 意識していると確実に変わっていきますよ。