こんにちは、アユムです。
久しぶりのブログ更新になりました。
今回はうつ病について、私の最近の経験談を書いてみます。
うつ病といってもいろんなタイプがあります。
今回の記事が鬱で苦しんでいる人に役に立つかどうかはわかりませんが、
共感できる部分があれば参考にしてください。
私が初めて「うつ病」と診断されたのは、
15年以上前です。
引きこもりを繰り返し、
自分で自分の感情がコントロールできず、
親のすすめで心療内科を訪れ、
そこで「うつ病」と診断されました。
病院では抗うつ薬を処方され、
カウンセリングにも通いました。
しかし、半年か1年くらいで
通うのをやめてしまいました。
一番の理由は、ある程度調子が良くなって、
「自分はもう大丈夫だ」と思ったからです。
しかし、実際は違いました。
体調が良くなり、仕事を再開したものの、
しばらくするとまた人間関係に悩むようになり、
気持ちに余裕がなくなってきました。
自分の中で「大丈夫大丈夫」と
我慢し続けるも、ストレスが蓄積していき、
それがある地点で一気に爆発。
人生に絶望し、死ぬ勇気もなく、
また引きこもり。。。
数ヶ月~数年の引きこもりを経て、
再起をしようと外に出て、
病院に行って薬をもらいました。
しかし調子が良くなってくると
また通院するのを自分からやめてしまいました。
そしてまた調子が悪くなって
引きこもり、復帰しては病院に通い・・・
このループを何度も繰り返したんです。
最後の引きこもりから脱出して、
10年以上たちましたが、
その間にも、どうしても調子が悪い時は
病院に行って薬をもらい、
調子が良くなるといつのまにか
病院にも行かなくなりました。
この時点で書いたブログの記事が↓になります。
2年以上前の記事です。
内容はこの時鬱や引きこもりについて感じていたことですが、
その中にある「精神状態をそれなりに上手くコントロールできるようになった」という部分は、
今振り返るとまだできていなかったのかなとも思います。
ここ5、6年は病院に行くこともありませんでしたが、
ちょうど1年くらい前、自分でもちょっとヤバイと感じ、
久しぶりに病院に行ったんです。
すると、病院の先生から強い口調で言われました。
「あなた、今まで何度もここに来ながら、
自分の判断で薬も通院もやめてるよね。
そんな調子ではこの病気は一生治らないよ。」
正直ショックでした。
私は引きこもりから復帰してからだいぶたち、
特にここ数年は、自分の生活、そして精神状態もどんどん良くなってきていたので、
うつ病も治ったと自分では思っていたからです。
今回調子が悪くなったのは一時的なもので、
またしばらく薬を飲めばおさまるだろうという気持ちで病院に行ったんです。
でも実際、私のうつ病は治っていませんでした。
勝手に治ったと思い込んでいただけでした。
病院に行かないまでも、
調子が悪い時は何度もありました。
でも「自分はうつ病である」という現実を
受け入れたくなかったんだと思います。
昔の自分なら、
先生の言うことを聞けなかったでしょう。
自分が今もうつ病であることを認めなかったでしょう。
でも今回ばかりは違いました。
「うつ病」であることを受け入れざるを得ませんでした。
今まで何度も自分の判断で通院や薬を飲むのをやめて
同じことを繰り返している。
それがようやく間違いだったと自覚できたからです。
ここ数年の状況が良くなっている中、
「自分はまだうつ病である」という事実を
受け入れるのには勇気が入りました。
病院の先生から、
「これだけ長い間繰り返しているのなら、
薬は一生飲み続けるくらいの覚悟した方がいいよ」
と言われたときは愕然としました。
でも今回ばかりは先生の言うことを素直に聞こうと思いました。
「自分がうつ病であること」を受け入れる
自分の場合は、そんな簡単には治らない。
一生うつ病と付き合っていく覚悟をしなければならない。
この時から、私は今までと考え方を変え、
ある意味開き直って病院に通うようになりました。
私は現在も、月1回心療内科に通院しながら、
うつ病の治療を続けています。
この1年間、気分の落ち込みは何度かありましたが劇的に減りました。
また、落ち込んでもそれが長引いたり、仕事や生活に影響したことことは一度もありません。
自分でもビックリするほど、明らかに調子が良くなりました。
体調がいいおかげで、
それまで以上に新しいチャレンジや行動をするようになり、
状況もどんどん良い方向に変わってきています。
それに伴い、病院の先生からも「だいぶ良くなってきてますね」とお墨付きもらい、
処方される薬の種類や量もかなり減りました。
薬の飲み忘れも多々ありますが、まったくと言っていいほど影響ありません。
それでも、先生に「もう大丈夫」と言われるまでは、これからもしっかりと飲み続けていこうと思っています。
今考えれば、もっと早い時期に、
先生の言うことをちゃんと聞いて
地道に通院しておくべきでした。
ここまで私のうつ病が長引いてしまったのは、
ひとえに「自分で勝手に判断してしまっていた」からです。
昔は病院や薬に対する不信感、嫌悪感もありました。
でも何より、自分はうつ病だと認めたくなかったということが、
症状をよりこじらせれしまったように思います。
認めたくはなくても、
「自分はうつ病」だと受け入れることは、
大事なことだと思いました。
以上が私のうつ病体験です。
あくまで私の経験談です。
現在鬱の症状で苦しんでいるすべての人に対して、
「病院の先生の言うことは必ず聞くべきだ」
「自分のうつ病を受け入れるべき」
と言いたいわけではありません。
うつ病のタイプや症状の重さもいろいろでしょうし、
病院や先生、薬の相性もあると思います。
ただ、医者でも専門家でもない自分が、
病気について勝手な思い込みや判断をすることはリスクが高いと思います。
私はそれで失敗しました。
自分勝手な判断、思い込みが原因でで鬱病が長引いてしまいました。
今はネットを利用すれば、うつ病に関しても
専門的で詳しい情報をたくさん見ることができます。
でもそういったものだけを頼りに自分だけで判断すると
大きな失敗につながりかねないので注意してください。
少しでも鬱で悩んでいる人の参考になれば幸いです。