「人の機嫌を取るのではなく、
まずは自分の機嫌をとるようにしよう」
どこで見たか忘れましたが、
最近すごく納得して心に残っている言葉です。
そういえば、昔の自分や、
今でも調子の悪い時の自分は、
他人の機嫌がすごく気になります。
反対に、自分の機嫌を取ることなんて
まったく考えていません。
自分の機嫌が悪いのを、
放っておくから、悪い状態が長引いてしまう。
何よりも、自分の状態をよく知って、
自分をできるだけ上機嫌にすることが、
ストレスも減り、自分らしく生きていける。
「自分の機嫌を取る」
私自身にとって、
すごくわかりやすくて、心に響く言葉でした。
そこで、関連する本はないか調べたところ、
まさにピッタリな本があったのでご紹介。
「上機嫌のすすめ」 by 武田双雲
私はほとんど知りませんでしたが、
武田双雲さんて、かなり有名な書道家なんですね。
しかも若い(笑)
でもこの本を読んで、一気にファンになりました。
単純な性格です(笑)
「上機嫌のすすめ」では、
武田双雲さんがご自身の人生を振り返りながら、
上機嫌の大切さを教えてくれます。
・1日の中で上機嫌でいる比率を上げる
・毎日上機嫌力を鍛える
・自己肯定感こそ上機嫌の前提
・上機嫌力はいくつになっても培っていける
・上機嫌を増やすとともに不機嫌を減らす
・イライラする時は深呼吸
・今この瞬間を一番大切にして今に集中する
・集中することで不機嫌の入る隙をなくす
・周りを観察して小さなことに感動する
・観察→感動→感謝
・無理に上機嫌になる必要はない
・ゆっくり少しずつ上機嫌力を上げていく
などなど・・・
引きこもりや鬱の人にも
役立つヒントがたくさんあります。
かなりポジティブな考え方なので、
いきなり全部受け入れるのは
抵抗があるかもしれません。
全部受け入れなくても、
共感できる部分だけで良いと思います。
この本の中で、特に私が共感し、
新しい学びになったのは以下の3つです。
【1】口角を上げる
上機嫌になるための簡単な方法は、
「口角を上げること」
歯を見せて笑う必要もなく、
ただちょっと口角を上げるだけ。(5ミリ位)
メチャメチャ簡単ですが、これが効果絶大です。
私も実践し始めて、すぐに効果を実感しました。
一人の時だけでなく、
誰かといる時も、
街を歩いている時も、
少し調子が悪い時も、
いつも意識して、
口角を上げてみる。
これだけで気持ちが和らいだり、
前向きな気分になれることが多いんです。
不思議です。
効果の度合いは
人それぞれかもしれませんが、
とにかく簡単なので、ぜひ一度ためしてみてください。
【2】能動的に動いているか受動的に動いているか
今やっていることが、
「受動的に動いている」か、
「能動的に動いている」かで、
大きな差があります。
受動的=「~しなければならない」
この「しなければならない」といのは、すべてそれらの行為を受動思考で受け止めているということです。
このように受動思考でやっているものは、すべてストレスになってたまっていくのです。
ストレスにしないためには、能動思考でやるようにすることが大切なのです。
~「上機嫌のすすめ」武田双雲
これは、今までと違うことをするというのではなく、
”今まで受動思考でやっていたことを能動思考でやるように努力していく”
ということです。
歯を磨かなければならないのではなく、どうしたら歯磨きが楽しくなるようにできるのかを考えてみる。
たとえば、スーパーに行って、お気に入り歯ブラシを買ってくるとか、思い切って電動歯ブラシにするのも良いかもしれません。
自分から進んで歯を磨きたくなるような環境を作るのです。
~「上機嫌のすすめ」武田双雲
同様に、勉強も仕事も、
部屋の掃除や整理整頓も、
能動的にやるようにする。
能動的に、主体的に行動することは、
ストレスを軽減します。
また自分らしく生きるために、
大切なことだと私も感じていて、
日々意識するようにしています。
【3】魔法の呪文「自分ダカラコソデキルコト」
本の最後の方で、
双雲さんが教えてくれた、魔法の呪文です。
ダカラコソデキルコト-。
この言葉をつけるだけで、どんなことも希望になっていきます。
「オレ太っているんだよ。ダカラコソデキルコト。」
「すごい不景気だ。ダカラコソデキルコト。」
「年取っているカラコソデキルコト」
(中略)
この言葉のすごさは、今までできないことの理由にしていたものを、
できる根拠に180度変えてしまうことです。
~「上機嫌のすすめ」武田双雲
私がこの本の中で一番心に響いた言葉です。
まさに魔法の呪文だと思いました。
「自分は引きこもりだ。ダカラコソデキルコト・・・」
・十分な休息が取れる。
・自分を見つめなおすことができる。
・自分を立て直すことができる。
・同じ引きこもりの人の苦しみやつらい気持ちがよく分かる。
「自分はうつ病だ。ダカラコソデキルコト・・・」
・自分を見つめなおすことができる。
・同じうつ病の人の気持ちがよく分かる。
・回復することで、うつで苦しんでいる人の助けになれる。
などなど・・・
じっくり考えれば、
もっといろいろ出てくるでしょう。
答えが簡単に見つからないこともある。
でも、それでも良いから毎日、
「自分ダカラコソデキルコト」を考え続けよう。
いつか必ずその力を有益な方向に使える道が見えてくる。
とも書かれています。
以上、「上機嫌のすすめ」から、
特に印象深かった3つをピックアップしてみました。
これ以外にも、
私はこの本から、普段の生活の中で、
自分を良い状態にキープするヒントをたくさんもらえました。
興味のある方は是非読んでみてください。
今できる範囲でいいので、
意識して上機嫌な時間を少しずつ増やしていきましょう♪
ではまた!
アユム