こんばんは、アユムです。

 

このブログは基本的に、私の経験を元に、
私自身が思っていることを書き綴っています。

 

・なぜ引きこもってしまったのか

・引きこもりを完全に脱出できたのはなぜか

・人間関係にあまり悩まなくなったのはなぜか

・以前よりずっと「楽に自分らしく生きる」ことができているのはなぜか

 

これまでは、すべて「自分の視点」で考え、
今引きこもり中の人に役立つと思う情報を発信してきました。

 

今後は少しずつですが、自分だけでなく、
親や友人をはじめとする周囲の人の見方や意見なども聞き、
いろんな角度から「引きこもりの脱出方法」「楽に自分らしく生きる方法」を
探っていこうと思っています。

 

そんな中、先日、友人と話していて驚いたことがありました。

 

その友人は私が引きこもって絶望のどん底にいた時のこともよく知っているので、
その時と今とで「私の何が一番変わったか」を聞いてみました。

 

友人の答えは、私がまったく思いもよらない、意外なものでした。

 

「人の話を聞く耳を持てるようになった」

というのです。

 

本当に意外で正直ビックリしました。

 

これまでさんざん自分自身のことを分析してきたのに、
「人の話をよく聞くようになった」という変化に
まったく気づいていなかったからです。

 

まさに盲点でした。

引きこもりを繰り返していたころの自分は
それだけ独りよがりだったということです。

 

確かに、以前の私は、何を言われてもあまり耳を傾けず、
結局は自分の考え、自分の思い込みだけで行動していたようです。

 

親や友人、病院やカウンセラー、周りから何を助言されても、

「そんなこと言ったって・・・」

「それはわかるけど俺には無理・・・」

「あんただからそう言えるんでしょ」

「自分のことは自分が一番よくわかっている」

「俺のような経験もしたことないくせに、あんたに俺の何がわかるんだ」

 

そして挙句の果てには、

「上から目線で物言いやがって・・・どうせオレのこと見下してるんだろ」

口に出すかどうかは別として、
心の中では、ずっとそう思っていました。

 

それが、最後の長期引きこもりから抜けだした頃から、
少しずつ、人の話を聞くようになりました。

自分が共感できるできないにかかわらず、
まずは他人の意見を受け入れ、理解しようとしました。

それから熟考した上で自分で判断し行動するようになってきました。

 

人の話を聞くようになったからこそ、
「自分に見えないもの」も見ることができるように
なってきたのかもしれません。

(参考)「今の自分」に見えていないもの

 

引きこもるということは、外界をシャットダウンすることで、
その結果、よりいっそう独りよがりになりがちです。

 

1人で部屋に閉じこもっていれば、
誰にも何も言われません。

誰にも何も言われないから自分の好きなことをします。

テレビはもちろん、インターネットでも、
自分の見たいものだけを見ます。

誰にも何も言われないから、
「今自分に見えるもの」しか見ようとしません。

 

親であれ、友人であれ、書籍やネット上の情報であれ、
いろんな意見や考えに耳を傾けることはとても大切です。

 

たとえそれが、自分にとって心地の良くないものであっても、
それがどういうことかを理解し、
そこから少しでも自分自身のことに応用できないかを考えてみると、
新しい気付きを得られるかもしれません。

 

今回友人に言われてびっくりしたように、
今の私にも見えていないものがたくさんあります。

だからこれからも「自分に見えないもの」に気づき、成長していくために、
できるだけ人の話も、まずは受け入れ理解するようにしていこうと思っています。

 

この記事を読んでくれているあなたも、
今日の話に、少しでも引っかかる部分があれば、

「独りよがりになっていないか」
「周囲の人の意見を最初から拒絶してないか」

一度振り返ってみてください。

 

引きこもっていると特に、
「人の話を聞く」ということは難しいかもしれません。

でもそれが「新しい自分となって再出発」するためには、
重要かもしれないと気づいてもらえればうれしいです。

 

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